10日目は、昼間にニュージャージー在住の公淳さんの友人と会う約束でしたが、家で使っている芝刈り機が壊れて大変ということで、予定を変更して「Michiko Studious」で昼間に練習。
夜は今回の旅で初めて行くハーレムの「Patrick’s On The Hill 」へ。カウント・ベイシー楽団の一員として来日したこともあるPatience Higgins(ts)から、「良かったら楽器を持って遊びにおいで」というありがたいお誘いがあったので、飛び入りさせていただくことになりました。
ハーレムを拠点に活躍中のトランペッターやパーカッショニストも遊びに来て、みんなで一緒に演奏することに。一流のハーレムのミュージシャンとコミュニケーションできて、とても有意義な時間を過ごしました。

演奏後に、Patience Higgins(ts)が私たち夫婦をハーレムから車で滞在先のホテルの最寄り駅の2つ前の駅まで送ってくださることに。なんていい人なんでしょう!ハーレムにある駅からその駅までは乗り換えをしなければならなくて、暑い中たいへんだと思っていたところでした。ありがたく車に乗せていただくことに。
30分ほどのドライブで駅に着き、Patience Higginsに感謝を申し上げ、気分良く地下鉄に乗るために階段を降りていくと…。ちょっとした悲劇が私たちを待ち受けていたわけです。

まったく知らなかったのですが、週末に地下鉄内で工事があるということで、私たちが乗りたい「F line 」のアップタウン方面への電車は週末に限りこの駅には停車しないとのこと。あと2駅分ダウンタウン方面への電車に乗ってから、またアップタウン方面への電車に乗るようにと駅の係員から説明を受けました。
日本の電車内の工事であれば、ずいぶん前から告知されていると思うのですが、ここはニューヨーク。このぐらいのことで慌てては行けないと思い、落ち着いて指示通りに動くことにしました。この時にはまだ気持ちに余裕があったのですが、更なるちょっとした悲劇が私たちを襲うことに…。

この時点で既に夜中の12時過ぎということもあり、深夜なので電車がなかなか来ない状態。暑い地下鉄のホームでそれなりの時間待っていると、やっとアップタウン方面への電車が到着。私たちの滞在先のホテルの最寄り駅がある「F line」に乗車。何駅か過ぎる中、途中までの停車はいつも通りだったので安心していたのですが、いよいよ最寄り駅に着くはずがなかなか着かないのでおかしいと思い、電車の中の表示を見ると…。「F line」がいつの間にか「7 line」に???

ニューヨークに長年住んでいた公淳さんにとってもこんなことは初めてだったようで、二人で慌てて次に停車した駅で電車を降りることに。まったく知らない駅でとりあえず降りた私たち。クィーンズは、地域によっては夜道に注意しなければならないところもあり、最寄り駅から5分ほど歩いてホテルに帰る時にも、充分に警戒していました。それが、初めて降りた知らない駅からホテルまで、深夜に20分も歩かなければ行けなくなってしまいました。

背中に背負っているサックスがいつも以上に重く感じられる中、公淳さんと協力してホテルまでの道筋を検索。私は方向音痴なので「Google Map」がグルグルと回りだし、よく「グルグル・マップ」になります。東西南北が自分の頭の中で描けないので、どちらの方向に行っていいのか良くわからなくなるのが原因のひとつです。
でも、この場合はそんなことを言っている場合ではなく、迷っている素振りを見せずに堂々と歩かないと危険なので、間違えた場合にも堂々としていることに。案の定、多少、道筋を間違えましたが、堂々と間違え、堂々と元の場所に戻り、何事もなかったかのようにまた堂々と20分ほど歩いたところ、見慣れたホテルの近くの景色が目の前に広がり、安堵しました。結局、ホテルに午前1時45分に到着。この日の歩数計を見ると「19,556歩」。いやはや、思いがけずたいへんな一日となりました。

※写真1・Patience Higgins(ts)と一緒に。
※写真2・Patience Higgins(ts) Quartet
※写真3・飛び入りで演奏!
※写真4・TIGER aka Melvin Vines(tp)と一緒に。
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